「名作文学は難しそう…」と思っていませんか?
角川つばさ文庫なら漢字にふりがなも付いていて、イラストもかわいく子どもでも読みやすく工夫されています。日本を代表する文学や童話が、楽しく、わかりやすく手に取れるのが魅力です。本棚にそっと混ぜておけば、子どもたちは知らず知らずのうちに日本の名作に触れることができるでしょう。
1. 坊っちゃん(夏目漱石)
正義感が強く曲がったことが大嫌いな「坊っちゃん」が、四国の中学校で教師として奮闘する物語。痛快でユーモラスな展開は、今読んでも新鮮です。
2. 銀河鉄道の夜(宮沢賢治)
ジョバンニとカムパネルラが銀河を旅する幻想的な物語。友情と死生観をテーマにした奥深い作品ですが、やさしい文章で心に響きます。
3. 竹取物語 かぐや姫のおはなし
日本最古の物語といわれる「竹取物語」。かぐや姫と求婚者たち、そして月へ帰る悲しい別れのシーンは、子どもたちにも強い印象を残します。
4. 山月記・李陵(中島敦 名作選)
自尊心と挫折の中で虎になってしまった李徴の物語「山月記」や、中国史を題材にした「李陵」を収録。中学生にぜひ読んでほしい深いテーマの名作です。
5. 注文の多い料理店/セロひきのゴーシュ(宮沢賢治)
不思議なレストランでの出来事や、音楽に励まされる青年の成長を描いたお話など。宮沢賢治の童話は短くても味わい深く、子どもに人気があります。

6. 風の又三郎(宮沢賢治)
不思議な転校生「又三郎」と子どもたちの交流を描く物語。自然や風景描写が美しく、読みながら東北の風を感じられるような作品です。

7. くもの糸・杜子春(芥川龍之介作品集)
極楽へ行こうとする男の物語「くもの糸」、人間の生き方を試される「杜子春」など、短いながら考えさせられる名作ばかり。読書感想文にもおすすめです。

8. ごんぎつね・てぶくろを買いに(新美南吉)
人間と動物の交流を描いた、心温まる童話。特に「ごんぎつね」は学校教材としても有名で、子どもたちの心に寄り添う優しい物語です。
9. 走れメロス(太宰治 名作選)
友情と信頼を描いた不朽の名作。メロスが親友を救うために走る姿は、時代を超えて子どもたちの胸を打ちます。
10. 枕草子 平安女子のキラキラノート
清少納言が平安時代に綴った随筆を、現代の子どもたちにもわかりやすく編集した一冊。
「春はあけぼの」で有名な冒頭や、自然や季節の美しさ、宮廷生活のきらびやかさを、まるで女子の“日記帳”や“推しノート”のように楽しく読める工夫がされています。
まとめ
角川つばさ文庫なら、日本の古典や文学がぐっと身近になります。「初めて名作に触れる」という小学生にも、「国語力を深めたい」という中学生にもおすすめです。