ハラハラドキドキ!どろぼう&怪盗が登場する本15選

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ハラハラドキドキの展開に子どもたちが夢中になるのが「どろぼう」や「怪盗」の物語です。正義の怪盗や、ユーモラスな泥棒が活躍する作品は、読書への興味を引き出すのにぴったりです。

ここでは、小学校低中学年向け(1~4年生)と高学年向け(5~6年生向け)に分けて、特におすすめの15冊を紹介します。

低中学年向け(1~4年生):ユーモアと親しみやすさで楽しむ

まだ読書に慣れていない子や、短いお話が好きな子でも楽しめる、絵本や読みやすい児童書を中心に選びました。

①『パンどろぼう

ユーモラスな「パンどろぼう」が主役の絵本。親しみやすいキャラクターで大人気。

”パンどろぼう”って、なにもの!?  読み聞かせが楽しいユーモア絵本

まちのパンやから サササッと とびだす ひとつのかげ。
パンが パンをかついで にげていきます。
「おれは パンどろぼう。おいしいパンを さがしもとめる おおどろぼうさ」

パンに包まれた、その正体とは――!?
お茶目で憎めないパンどろぼうが、今日も事件をまきおこす!

KADOKAWA

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②『かいとうドチドチ どろぼうコンテスト

少し太った優しい泥棒のお話。

有名な泥棒が集まる「どろぼうコンテスト」に招かれたドチドチ。

宝物を最初に見つけるのは誰!?はたしてその宝物とは!?ドチドチと一緒にドキドキできます♪

日本標準オンライン書店

③『すてきな三にんぐみ』

黒マントの三人組の泥棒と、ある日出会った孤児の女の子ティファニーとの心温まる名作絵本。

黒いマントに黒ぼうしのどろぼう三にんぐみは、夜になると、山からえものとなる馬車を探しにやってきます。どんな人もこの三にんぐみに出会ったら、ひとたまりもありません! 三にんぐみは、馬車からうばった宝を、せっせと山にはこんで集めていました。

ある夜、このどろぼう三にんぐみが出会ったのは、孤児のティファニーちゃん。これからいじわるなおばさんとくらす予定だったティファニーちゃんは、それよりこのおじさんたちの方がおもしろそう! と、よろこんでついていきました。そこで、宝がぎっしりつまった箱をみつけ、素直にひとつの質問をします。「これ、どうするの?」

そこで三にんぐみが考えた思いつきとは?

1969年邦訳時から読みつがれる、ロングセラー絵本。

偕成社

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④『キャベたまたんてい かいとうセロリのちょうせんじょう』

キャベツ頭の探偵「キャベたまたんてい」が仲間たちと事件を解決していく人気シリーズ。

はじめて であう どきどきミステリー
大発見だ! うらしまたろうが おとひめさまに もらった たまてばこが 見つかった。だが、この たからものは、かいとうセロリが ねらっている。まもれるか? キャベたまたんてい!

うらしまたろうのたまてばこが発見され、展覧会が開かれることに。大評判の中、かいとうセロリからたまてばこをいただきにいくという挑戦状がとどく。はたしてたまてばこをまもりきれるのか? 好評シリーズ27弾。

金の星社

⑤『かいけつゾロリの大どろぼう

子どもたちに大人気の「かいけつゾロリ」シリーズ。アニメもあるので有名ですよね。低学年で少しずつ自分で本を読み始めた子どもにぴったりです。

ブルルーブルびじゅつかんから名画「モニャリザ」がぬすまれた。けいさつにおわれたゾロリはぶじににげきることができるのか・・・。

ポプラ社

⑥『おしりたんてい かいとう VS たんてい

「おしりたんてい」は有名過ぎて、もはや説明などいらないかもしれません。

おしりたんていの最強のライバル、かいとうUがあらわれた! おしりたんていはオオヤギ家のお宝を守れるのか!?

ポプラ社

⑦『10歳までに読みたい名作ミステリー 怪盗アルセーヌ・ルパン』

 モーリス・ルブランの名作を子ども向けリライトしたシリーズ。字が大きくフルカラーなので、中学年からでも本格的なミステリーを楽しめます。

「低学年から読めるミステリー」の理由は、これ!

1.お話をわかりやすく紹介「事件ナビ」
ルパンのキャラクター紹介や事件現場など、ひとめ見ただけでお話の内容がわかる、「事件ナビ」つき。映画のパンフレットのような、ビジュュアルに訴えかける作りで、本文を読む前に目を通せば、ストーリーがどんどん頭に入ってきます。ささっと内容を見返せるので、感想文を書くときのナビにも!

2.オールカラーイラストで、ミステリーがぐっと身近に
1冊に50点以上ものカラーイラストを掲載。お話の世界に入りこむ手助けをします。

3.1章が短い! さくさく読める!
すらすら読み進められるのもポイント。「読めた! 」という達成感が、次の読書につながります。

Gakken

⑧『サッカク探偵団 あやかし月夜の宝石どろぼう

2021年度・2022年度・2023年度「夏に読みたいこの一冊」【中学年】(企画:株式会社トーハン)に選定された大人気シリーズ。

ひょんなことから、有名人のチャリティーオークションに招待された小学四年生のカケルと仲間たち。
そこで、大小二つのダイヤが消えてしまう事件が起きた! 
ダイヤはすぐに見つかったが、なぜか二つとも同じ小さいサイズになっていた――。
会場にいた芸能ライターの草葉が怪しい、と考えたカケルたちは、近所に住む研究者の二ノ谷博士に相談して、事件の謎を追う。
なぜダイヤは小さくなったのか? 犯人の目的は、いったい? サッカク探偵団、結成の巻!

KADOKAWA

⑨『大どろぼうホッツェンプロッツ

大泥棒ホッツェンプロッツと彼を捕まえようとする2人の少年のハラハラドキドキの物語。

おばあさんの大切なコーヒーひきが、大どろぼうホッツェンプロッツに盗まれてしまいました。大魔法使いツワッケルマンや妖精も登場して、少年カスパールとゼッペルの大活躍がはじまります。

偕成社

2. 高学年向け(5~6年生):本格ミステリーや大冒険を楽しむ

本格的な推理や、世界を股にかける大怪盗の活躍を描いたシリーズなど、読みごたえのある作品を選びました。

『怪盗クイーン』シリーズ

誇り高き怪盗が、世界中をかけめぐります。はやみねかおるによる冒険小説シリーズ!

インドで『もう一つの0』--『アムリタ』の手がかりをつかんだクイーン。
だが、地下深くで皇帝と戦っているさなかに岩の天井がくずれ、二人は閉じ込められてしまう。
ときは遡り、19世紀末のフランス「陽炎村」。
村の中心部にあるワイン蔵の樽の中から、10歳ぐらい子どもが見つかった。
赤い布に包まれ、銀色の長い髪と透き通るような白い肌をしたその子は、まるで天井画(フレスコ)に描かれた天使のよう。
子どもの面倒を誰がみるか、村人たちが話し合うなか、ある日本人の夫婦が引き取ることになって--。

青い鳥文庫

⑪『怪盗グルーの月泥棒

怪盗グルーとミニオンのスクリーンデビュー作のノベライズ版。映画と一緒に楽しむのも◎。

怪盗グルーとミニオンのスクリーンデビュー作の独占ノベライズが復活!

ある日、エジプトの大ピラミッドが何者かに盗まれた。
史上最高の悪党を目指す怪盗グルーはライバルの出現にあせり、月を盗む計画をたてる。
そのために必要な「縮ませ光線銃」を盗むことに成功したが、ライバルのベクターに奪われてしまう。
ベクターから銃を取り戻すため、グルーは養護施設で暮らす三姉妹を利用することを思いつくのだが・・・・・・。

怪盗グルーとミニオンたちのハチャメチャな悪事に大笑い!
グルーと三姉妹が次第に心を通わせる様子に感動!
これぞ、原点! な作品です。

小学館

⑫『名探偵コナン怪盗キッドセレクション月下の幻像

『名探偵コナン』から怪盗キッドが登場する事件を集めたスペシャルセレクション版。

人気コミック『名探偵コナン』より、怪盗キッドが登場する事件を集めたスペシャルセレクションの最新作!

本書でキッドが狙うビッグジュエルは、

●ベルツリー急行で展示されるはずだった宝石『赤面の人魚(ブラッシュマーメイド)』

●幕末の絡繰師・三水吉右衛門が作った、罠だらけの絡繰箱の中に入っている世界最大の月長石『月の記憶I(ルナ・メモリア)』 

●ロバノフ王朝の秘宝展で展示中のティアラ『王妃の前髪(クイーンズ・バング)』

――さて、今回、キッドは誰に変装しているのか?キッドキラーのコナンを今度こそあざむくことはできるのか!?。

小学館

⑬『怪盗レッド』シリーズ

中学生のいとこ同士が正義の怪盗として活躍。2010年2月に刊行され、長きにわたって愛されているシリーズ。

「うちの一族は13歳になると怪盗になるしきたりだ」いきなりパパからそんなことを言われたアスカとケイ。じつはパパたちは、世界中を騒がせる正義の怪盗レッドだという!?2人の怪盗修業がスタートして…!

角川つばさ文庫

⑭『怪盗紳士 アルセーヌ・ルパン』シリーズ

悪い人には容赦せず、貧しい人は狙わないルパン。時をこえ世界中で愛され続けるミステリーの名作です。

美術品を独りじめし、召使いにすら見せようとしないけちな男爵の元に、ルパンから手紙が届いた。それはなんと、お宝を盗みにいくという予告状だった! だけどルパンは刑務所の中にいるはず――。どうやって盗むの?

角川つばさ文庫

⑮『怪人二十面相(新装版)』

江戸川乱歩の名作。「名探偵コナン」に出てくる主人公や探偵の名前もここから来ているんですよね。

20もの異なった顔を持つ変装の天才が、連日新聞記事を賑わし、東京中の話題となっていた。その人物は年齢性別に関係なくどんな人間にでもなりすますことができ、誰も本当の顔を誰も見たことがないために怪人二十面相と言われているのだが、宝石や美術品といった高価で美しいものばかりを盗みまくっているのだった。事前に犯行を予告しておいて、狙ったものを見事に奪い去っていくという大胆さが、人々に驚きを与え、恐怖をあおり立てているのである。警察でさえも捕まえることができないでいるこの怪盗が新たに目をつけたのが国立博物館所蔵の美術品だった。しかも予告文には一つ残らず奪ってみせると書かれている。こうなると、頼れるのはもはや日本一の名探偵明智小五郎をおいて他にない。明智の助手をつとめる小林少年と少年探偵団の面々も縦横無尽の働きを見せる。こうして悪と正義の火花を散らす戦いが始まった!

KODANSHA

まとめ

怪盗や探偵の物語は、子どもたちの論理的思考力想像力を大きく伸ばすきっかけにもなります。面白い1冊の本に出会えれば、また1冊、もう1冊とどんどん読書の世界に入ってきてくれます。そんな本との素敵な出会いがありますように。