ちょっと大人の恋にあこがれる10代へ|大学生が主人公の青春恋愛小説20選

大学生が主人公の青春恋愛小説

※当ページのリンクにはアフェリエイト広告が含まれています。

大学生の恋って、どこか大人っぽくて、でも不器用でまっすぐ。
10代の今読むと、「こんな恋してみたい…!」と胸が高鳴るような物語がたくさんあります。

今回は、ちょっと大人の恋にあこがれる10代に向けて、大学生が主人公の青春恋愛小説を20冊厳選。
キャンパスライフ、サークル、アルバイト、初めての失恋、出会い、すれ違い—
大学生だからこそ生まれるリアルで甘酸っぱい恋を集めました。

①『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(七月隆文)

京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて――。「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。

宝島社

②『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦)

新時代のとびらを開く、恋愛ファンタジーの大傑作。

黒髪の乙女にひそかに想いを寄せる先輩は、京都のいたるところで彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受ける珍事件の数々、そして運命の大転回。山本周五郎賞受賞、本屋大賞2位、恋愛ファンタジーの大傑作!

KADOKAWA

楽天ブックス
¥858 (2025/12/10 15:51時点 | 楽天市場調べ)

③『今夜、世界からこの涙が消えても』(一条岬)

僕の大学生活は平凡だった。綿矢先輩と出会うまでは――。
「先輩って大恋愛とかしたことなさそうですよね」「君が知らないだけだよ」。そんな会話から始まった勢い任せの告白。
しかし先輩は“私を本気で好きにならないこと”を条件に告白を受け入れるという。
そうして始まった儚い恋人ごっこ。浮かれていた僕はやがて知る――先輩が“忘れられない恋”を抱えていることを。時折見せる悲しい表情のわけをどうしても知りたくなった僕は、偶然出会った、先輩の高校時代の親友・日野真織に声をかけるのだが……。

映画化で話題沸騰、世界中で感動の声続々の恋と記憶の物語『今夜、世界からこの恋が消えても』の続編がついに登場。
原作でも物語の鍵を握るキャラクター・綿矢泉を中心に描かれる、誰にも気づかれることのなかった“もう一つの切ない恋”。

メディアワークス文庫

④『愛なき世界』(三浦しをん)

恋のライバルが人間だとは限らない! 

洋食屋の青年・藤丸が慕うのは“植物”の研究に一途な大学院生・本村さん。殺し屋のごとき風貌の教授やイモを愛する老教授、サボテンを栽培しまくる「緑の手」をもつ同級生など、個性の強い大学の仲間たちがひしめき合い、植物と人間たちが豊かに交差するーー

本村さんに恋をして、どんどん植物の世界に分け入る藤丸青年。小さな生きものたちの姿に、人間の心の不思議もあふれ出し……風変りな理系の人々とお料理男子が紡ぐ、美味しくて温かな青春小説。

楽天

楽天ブックス
¥1,760 (2025/12/01 11:51時点 | 楽天市場調べ)

⑤『きみは雪をみることができない』(人間六度)

恋に落ちた先輩は、冬眠する女性だった。この冬一番泣ける、奇跡の恋物語。

『今夜、世界からこの恋が消えても』『君は月夜に光り輝く』を輩出した新人賞
第28回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作
新時代の恋愛小説

名前のない病を患った彼女との、すれ違う恋の物語
ある夏の夜、文学部一年の埋夏樹は、芸術学部に通う岩戸優紀と出会い恋に落ちる。いくつもの夜を共にする二人。だが彼女は「きみには幸せになってほしい。早くかわいい彼女ができるといいなぁ」と言い残し彼の前から姿を消す。
もう一度会いたくて何とかして優紀の実家を訪れるが、そこで彼女が「冬眠する病」に冒されていることを知り――。

現代版「眠り姫」が投げかける、人と違うことによる生き難さと、大切な人に会えない切なさ。冬を無くした彼女の秘密と恋の奇跡を描く感動作。会うこともままならないこの世界で生まれた、恋の奇跡。

メディアワークス文庫

⑥『八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。』(天沢夏月)

それは、たった40日の恋だった――。

本当に好きだった。こんなにも人を好きになることは、この先一生ないだろうとさえ思った。言葉や仕草の一つ一つ、ちょっとした表情の変化、笑い声、髪から香る石鹸のにおい……思い出すと息が苦しくなる。まるで肺の中に、炭酸でも入っているみたいに。
――透子。
高校二年の夏。心臓の病が原因でなくなった彼女のことを、未だ引きずっていた成吾。
あれから四年。交換日記の空白に綴られていく新しい返事。それは見間違えようもなく、透子の文字だった。

メディアワークス文庫

⑦『どうか、彼女が死にますように』(喜友名トト)

これは、世界一感動的な、僕が人殺しになるまでの物語。

とある事情により、本心を隠して周囲の人気者を演じていた大学生の夏希。その彼に容赦ない言葉を投げたのは、常に無表情で笑顔を見せない少女、更紗だった。夏希は更紗に興味を持ち、なんとか笑わせようとする中、次第に彼女に惹かれていく。
だが、彼女が“笑えない”ことには理由があった―― 
「私、笑ったら死ぬの」   
明かされる残酷な真実の前に、夏希が出した答えとは?想像を超える結末は、読む人すべての胸を熱くする。

メディアワークス文庫

⑧『真綿荘の住人たち』(島本理生

レトロな下宿で青春と恋の始まり、のはずが……
真綿荘に集う人々の恋はどれもままならない。性別も年も想いもばらばらだけど、一つ屋根の下。そんな奇妙で切なくて暖かい下宿物語。

文藝春秋

楽天ブックス
¥748 (2025/12/10 16:00時点 | 楽天市場調べ)

⑨『美丘』(石田衣良)

魂を燃やしつくす恋を描いた涙のラブ・ストーリー

美丘、きみは流れ星のように自分を削り輝き続けた……平凡な大学生活を送っていた太一の前に現れた問題児。障害を越え結ばれたとき、太一は衝撃の事実を知る。著者渾身の涙のラブ・ストーリー。

KADOKAWA

楽天ブックス
¥748 (2025/12/10 16:00時点 | 楽天市場調べ)

⑩『砂漠』(伊坂幸太郎)

仙台市の大学に進学した春、なにごとにもさめた青年の北村は四人の学生と知り合った。少し軽薄な鳥井、不思議な力が使える南、とびきり美人の東堂、極端に熱くまっすぐな西嶋。麻雀に勤(いそ)しみ合コンに励み、犯罪者だって追いかける。一瞬で過ぎる日常は、光と痛みと、小さな奇跡で出来ていた――。明日の自分が愛おしくなる、一生モノの物語。

実業之日本社文庫

楽天ブックス
¥1,045 (2025/12/10 16:00時点 | 楽天市場調べ)

⑪『青くて痛くて脆い』(住野よる)

青春が終わる。傷つきながら。傷つけながら。

人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学1年の春、僕は秋好寿乃に出会った。
空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いていて、けれど誰よりもまっすぐだった彼女。
秋好の理想と情熱に感化され、僕たちは二人で「モアイ」という秘密結社を結成した。

それから3年。
あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。
僕の心には、彼女がついた嘘が棘のように刺さっていた。
「僕が、秋好が残した嘘を、本当に変える」
それは僕にとって、世間への叛逆を意味していた――。

KADOKAWA

楽天ブックス
¥748 (2025/12/10 16:02時点 | 楽天市場調べ)

⑫『ノルウェイの森』(村上春樹)

限りない喪失と再生を描く究極の恋愛小説!

暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルク空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの『ノルウェイの森』が流れ出した。僕は1969年、もうすぐ20歳になろうとする秋のできごとを思い出し、激しく混乱し、動揺していた。限りない喪失と再生を描き新境地を拓いた長編小説。

講談社

楽天ブックス
¥1,430 (2025/12/10 16:02時点 | 楽天市場調べ)

⑬『ラブ・ケミストリー』(喜多喜久)

理系草食男子の有機化学ラブコメ&ミステリー
天才的化学センスをもつ藤村桂一郎は、初恋によってスランプに!
死神・カロンに振り回され、超オクテの草食男子はどこへ行く!?

有機化学を専攻する大学院生・藤村桂一郎は、有機化合物の合成ルートを瞬時に見つけることができる理系男子。しかし研究室の新人秘書に初めて恋をしたとたん、その能力を失ってしまう。そんな彼のもとに、カロンと名乗る死神が「あなたの望みを叶えてあげる」と突如現われて……。超オクテの草食理系男子の初恋は成就するのか?

宝島社

楽天ブックス
¥628 (2025/12/10 16:03時点 | 楽天市場調べ)

⑭『鴨川ホルモー』(万城目 学)

謎の競技「ホルモー」にかける大学生たちの青春!!

このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祗園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり!!

KADOKAWA

楽天ブックス
¥858 (2025/12/10 16:03時点 | 楽天市場調べ)

⑮『太陽の塔』(森見登美彦)

私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった! クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

新潮社

bookfan 1号店 楽天市場店
¥649 (2025/12/11 08:18時点 | 楽天市場調べ)

⑯『横道世之介』(吉田修一

読んでる間じゅう、好きがとまらない。幸せがとまらない。

大学進学のため長崎から上京した横道世之介18歳。
愛すべき押しの弱さと隠された芯の強さで、様々な出会いと笑いを引き寄せる青春小説の金字塔

文藝春秋

楽天ブックス
¥935 (2025/12/11 08:15時点 | 楽天市場調べ)

⑰『青が散る』(宮本輝

新設大学でテニス部を創部しようとする椎名燎平と仲間たち。青春のひたむきさと悩み、淡い恋、宮本文学の代表作が新装版で登場

燎平は、新設大学の一期生として、テニス部の創立に参加する。炎天下でのコートづくり、部員同士の友情と敵意、勝利への貪婪な欲望と「王道」、そして夏子との運命的な出会い——。青春の光あふれる鮮やかさ、荒々しいほどの野心、そして戸惑いと切なさを、白球を追う若者たちの群像に描いた宮本輝の代表作。

文藝春秋

楽天ブックス
¥781 (2025/12/11 08:15時点 | 楽天市場調べ)

⑱『絶対、最強の恋のうた』(中村航)

恋はスタンプカードのようなものだ、と私は思う。キスをして、好きだと思って、何かをわかり合って、やさしい気持ちになって――。そんなことがある度に、私たちはスタンプを押す。いつまで続くのかな? 密やかな気分で私は思う。このカードはいつか、かけがえのない何かと交換できる。そんな日がきっとくる。その日まで、私たちは小さな声で歌うのだ。最強の恋のうたを歌うのだ――。
累計18万部突破のロングセラー「100回泣くこと」に続く、初恋青春小説の誕生。

小学館

楽天ブックス
¥523 (2025/12/11 08:29時点 | 楽天市場調べ)

⑲『クローバー』(島本理生)

でこぼこな2×2のにぎやかな日々と不器用な恋の行方は――?

強引で女子力全開の華子と人生流され気味の理系男子・冬冶。双子の前にめげない求愛者と微妙にズレてる才女が現れた! でこぼこ4人の賑やかな恋と日常。キュートで切ない青春恋愛小説。

KADOKAWA

楽天ブックス
¥814 (2025/12/11 08:33時点 | 楽天市場調べ)

⑳『左京区七夕通東入ル』(瀧羽 麻子)

キュートな「京都の恋」を描く青春恋愛長編
「たっくんて呼んでいい?」京都での学生生活も4年目を迎えた七夕の夜、主人公の花は友人のアリサから合コンに誘われ、たっくんと出会う。三条木屋町の店にひとり遅れてあらわれた彼は、その場にはそぐわない一風変わった雰囲気の持ち主だった。文系の学生で数学嫌いの花にとって、理学部数学科のたっくんは謎に満ちていて、彼の暮らす学生寮の友人たちもかなりキテレツな理系男子ばかり。食べ物にうるさい巨漢アンドウくんの研究対象はミクロの遺伝子、おかっぱ頭のヤマネくんは工業化学科で専攻テーマは爆薬。ゆかいな仲間たちに囲まれ、花はこれまで経験しなかった不可思議でにぎやかなキャンパスライフに巻き込まれていくが、いまどき携帯電話も持たないたっくんとの距離はゆるやかにしか縮まらない。バイト先の古着屋の店長・陽子さんらの助言を受けつつ、やがて花は恋のライバルが「数学」であることを知る――。寮でのたこ焼きパーティー、鴨川デルタでの花火、自転車デート、学園祭、卒業旅行……学生の街・京都を舞台に、かけがえのない時間と仲間たち、ほっこりと育まれる等身大の恋を描く。甘酸っぱい記憶を呼びさますたまらなくキュートな青春恋愛小説。

小学館

楽天ブックス
¥680 (2025/12/11 08:47時点 | 楽天市場調べ)

まとめ

大学生が主人公の恋愛小説には、大人になりきれていない不器用さ少し背伸びしたい気持ちが混ざり合う、独特の魅力があります。

10代が読むと—
・「こんな恋してみたい」
・「大学生活って楽しそう」
・「こんな出会いがあるのかも」
そんなワクワクや憧れが自然とふくらみます。

気になる作品があれば、ぜひ手に取ってみてください。