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幕末という激動の時代を、たった十代・二十代の若者たちが必死に生き抜いた―。
新選組の物語が今なお多くの人を惹きつけるのは、「青春の熱さ」「仲間との絆」「信念を貫く強さ」が、現代を生きる私たちの心にもまっすぐ届くからです。
本記事では、中高生でも読みやすく、物語としてぐいぐい引き込まれる新選組の歴史時代小説20冊を厳選しました。
土方歳三・沖田総司・斎藤一など個性豊かな隊士たちの生き様を追いながら、笑いあり、涙あり、時に胸が締めつけられるようなドラマを味わえます。
目次
土方歳三を中心に
①『燃えよ剣』(司馬遼太郎)
幕末の動乱期を新選組副長として剣に生き剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑な生涯を描く。武州石田村の百姓の子“バラガキのトシ”は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、己れも思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。「竜馬がゆく」と並び、“幕末もの”の頂点をなす長編。
②『土方歳三』 上・中・下(富樫倫太郎)
著者渾身!土方歳三の生き様を熱い筆致で描いた傑作がついに文庫で登場!!
豪農・土方家に生まれた歳三はすらりとした見目だが負けず嫌いで一本気な性格だった。強くなって武士になる――その熱い想いはがやがて近藤や沖田らとの運命の出逢いに繋がっていき……。土方歳三青春編!
③『歳三の剣』(小松エメル)
「あんたにとって、新選組は何だったんだ」「夢さ。お前と一緒だ、歳」新選組局長近藤勇を支える、「鬼の副長」土方歳三。なぜ彼は「鬼」と呼ばれるようになったのか。『燃えよ剣』から半世紀。新世代の歴史作家による新選組小説最前線。
「あんたにとって、新選組は何だったんだ」
「夢さ。お前と一緒だ、歳」
④『時代小説傑作選 土方歳三がゆく』
どんな描かれ方でも、土方歳三は格好いい! 新選組副長の素顔を描く6編 いきなり文庫!
カバーイラスト野田サトル(『ゴールデンカムイ』)描き下ろし壬生狼と呼ばれ、京洛の人々に恐れられた新選組。その鉄の組織を実質的に運営していた「鬼の副長」土方歳三とは、いかなる人物だったのか。天然理心流の道場・試衛館入門から、盟友の近藤勇との別離、そして箱館戦争で壮烈な戦死を遂げるまで、六人の実力派作家の作品が、その軌跡を明らかにしていく。これまで浸透してきた肖像をくつがえす、これぞ土方歳三アンソロジーの決定版! オリジナル文庫。
⑤『ヒトごろし』上・下(京極夏彦)
血飛沫。焔に包まれる宿場町。土方歳三は少年時代より死に魅入られていた。長じて浪士組の一員として上洛する。佐幕、攘夷、そんなことに関心はない。刀を存分に振るえる身分が欲しいだけだ。歳三は人外、人殺しなのだから。近藤勇、土方歳三、沖田総司。京都を争闘の巷に変えた新選組隊士たち。彼らはなぜ芹沢鴨を殺害したのか──。心に深き翳を宿す剣鬼の生を鮮烈に描く、傑作時代長篇。
沖田総司を中心に
⑥『沖田総司』(大内美予子)
新選組一番隊長として剣名を馳せた剣士の、剣と恋に生きた25年の生涯を鮮烈に描き沖田総司ブームを作った古典的名作が待望の文庫化。新選組ファン必読の一冊!
近藤勇を中心に
⑦『近藤勇白書』(池波正太郎)
幕末動乱のとき、真剣なら無類の強さを発揮する天然理心流の道場主・近藤勇は、志を同じくする土方歳三、沖田総司らと江戸から京に上り新選組を結成、尊皇攘夷、倒幕を画策する長州や薩摩など西南雄藩の活動家と闘う。芹沢鴨一派との内部抗争を経て、京の池田屋に長州藩の過激派を襲い、天下にその名を轟かせるが……。幕府瓦解の前夜、一瞬の光芒を放った新選組。その局長、近藤勇の激闘の日々と隊士との交情を熱く描く傑作。
斎藤一を中心に
⑧『闘鬼 斎藤一』(吉川永青)
なぜ彼はそこまで"闘い"に心酔し、鬼と化したのか。十代の終わり、些細な喧嘩から人を殺めた斎藤一は、斬る悦びに目覚め、誰もが恐れる新選組最強の剣士となった──。命懸けで仕掛けた芹沢鴨暗殺や池田屋襲撃など、血なまぐさい事件を重ねてきながら激動の幕末を駆け続けた男の生き様。息を呑む展開、手に汗握る剣戟場面、胸を震わせる結末。注目の正統派時代作家による、渾身の長編。
⑨『一刀斎夢録』上・下(浅田次郎)
感動の浅田版新選組三部作、完結!
大正の世まで生き延びた新選組最強の剣士・斎藤一が語る、近代国家日本の幕開けと壮絶な人間ドラマ。巨大な感動が襲う傑作時代長編。
その他の隊士を中心に
⑩『壬生義士伝』(浅田次郎)
「新選組」最強の男を描く、感動の大名作
小雪舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、満身創痍(そうい)の侍がたどり着いた――。
貧しさから南部藩を脱藩し、壬生浪(みぶろ)と呼ばれた新選組に入隊した吉村貫一郎であった。
“人斬り貫一”と恐れられ、妻子への仕送りのため守銭奴と蔑まれても、飢えた者には握り飯を施す、庶民の心と優しさを失わなかった男。
元新選組隊士や教え子が語る、非業の隊士の生涯。全日本人の心を揺さぶる浅田文学の金字塔。
第十三回柴田錬三郎賞受賞。
⑪『夢の燈影 新選組無名録』(小松エメル)
新選組――その人斬りに、志はあったのか。男たちに残された最後の夢は、この女性作家に描かれるのを待っていたのかもしれない。日本の夜明け前――幕末維新を駆け抜け、散っていった「新選組」。幹部の華々しい活躍の陰で、語られることのなかった、無名隊士の人生もまた、あった。夢、希望、そして家族と生活。縄田一男氏に「『新選組血風録』以来の収穫」と言わしめた、歴史小説界の新星の文庫化。
⑫『逃げろ、手志朗』(吉森大祐)
幕末、京の街を守護する会津藩士・古畑手志朗は、父親を何者かに惨殺された。呆然とする手志朗に、会津藩の仲間たちは仇討ちのため新撰組に加盟するよう勧める。流されるままに新撰組隊士となった手志朗。そこは、野獣のごとき猛者どもが血の雨を降らせる、とんでもないブラックな集団だった。道場の稽古で叩きのめされ、夜の飲み会は慣れぬ花街。ひとを斬ったこともないのに市中巡邏で浪人と対決。泣きそうになりながら走り回る手志朗の前に、ひとりの少女があらわれた……。
幕末の京でモテまくる新撰組の中で、地味な下女に惚れた会津武士の不器用な恋の行方は?
⑬『影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録』(葉室麟)
生きている限り、人は何事かをなすことができる
伊東甲子太郎を慕い新撰組に入隊、後に赤報隊に身を投じた久留米藩脱藩隊士、篠原泰之進。彼の目を通じてみた新撰組の隆盛と凋落。
⑭『新選組の料理人』(門井慶喜)
戦に焼けた京の町で炊き出しをすることになった新選組、料理ができる者がいない。滅法まずいその粥に文句をつけた菅沼鉢四郎は、原田左之助の命により剣を握らぬ「賄方」として新選組に入隊することに。菅沼は数々の難題に直面しながら、隊士の暮らしや愛憎、組織の矛盾を間近で目にしていく。食べ、生き、 戦い、やがて歴史の波間に消える新選組を新視点から描く。
新選組全体
⑮『新選組血風録』(司馬遼太郎)
勤王佐幕の血なまぐさい抗争に明け暮れる維新前夜の京洛に、その治安維持を任務として組織された新選組。騒乱の世を、それぞれの夢と野心を抱いて白刃とともに生きた男たちを鮮烈に描く。司馬文学の代表作。
⑯『新選組 幕末の青嵐』(木内昇)
気鋭の時代小説家が描く、新選組の青春群像
幕末、佐幕派の最強剣客集団として名を馳せた新選組。その結成から、鳥羽伏見の戦いまでの人間群像を、土方歳三、佐藤彦五郎、沖田総司ら複数の視点から描く青春時代小説。
⑰『新選組颯爽録』(門井慶喜)
池田屋に踏み込むも、なぜか敵を斬ろうとしない新選組隊長・近藤勇。その胸中にあった切実な願望とは――。(「戦いを避ける」)新選組について語られる史実の隙間を覗けば、隊士らの心理や葛藤がにじみ出る。近藤・土方らの意外な一面や、馬術師範・安富才助、 密偵・村山謙吉、文吏・尾形俊太郎らにも光を当て、歴史小説の名手が、鮮烈にして新しい新選組像を描き出す。
エンタメで楽しむ新撰組
⑱『至誠の残滓』(矢野隆)
死んだはずの、元新撰組・原田左之助と山崎烝が、明治の世も生きていたら!? 斎藤一も登場!
文庫界の風雲児・矢野隆が描く、エンタメ120%の新撰組小説!幕末に死んだはずの元新撰組・原田左之助は、松山勝と改名して東京の片隅で古物屋を営んでいた。明治11年8月、彼は警部補として新政府に仕える藤田五郎(斎藤一)から人買いなど悪事に手を染める元長州藩の士族を調べて欲しいと依頼される。新聞錦絵の記者をする高波梓こと山崎烝とともに調査を進めると、予想外な真相に辿り着く。新撰組の生き残り3人の活躍を描く、ノンストップ時代小説!
⑲『拝啓、未来に生きた昔のぼくへ』(伽古屋圭市)
必ずまた会おう。この時代を生き抜いて――。
過去のある出来事を境に、疎遠になっていた利央と弦九郎。高校の修学旅行先の京都にいた彼らは、そこで巨大地震に襲われる。お互いの無事は確認できたものの、さっきまでの京都と何かが違う。そう思った矢先、悪鬼のような男に本物の刀を向けられてしまう利央だが――「近藤」と呼ばれた男にその場を収 められ彼らは気付く。一緒にいた男は土方歳三。ここは、幕末の京都なのだと――。激動の時代、生きる意味を見出す二人の少年を描く壮大青春ストーリー。
⑳『新選組のレシピ』 (市宮早記)
もし現代の料理人が、幕末京都にタイムスリップしたら……?
交通事故に遭った拍子に、幕末にタイムスリップしてしまった、京都の老舗料亭の見習い・神崎花。彼女は怪しい者として、土方歳三ら壬生浪士たちの取り調べを受けるが、料理の腕を見込まれ、そのままお抱え料理人となることに……。山崎烝が花の世話役となり、沖田総司にしきりとちょっかいをかけられる中、彼女は、芹沢鴨という局長が、十年前に失踪した父と瓜二つであることに気づく。
おまけ 新撰組参考書
『世界一よくわかる新選組』(山村竜也)
この一冊で「通」になれる!新選組検定公認参考書
NHK大河ドラマ『新選組!』、アニメ『活撃 刀剣乱舞』など、大ヒット作品の時代考証家が新資料で明かす真実!
「忘れてはならぬのが、新選組隊士の生き様、捨ててならぬものは、新選組への愛情、繰り返して良いのは、この本を何度も熟読すること!」あなたの知らない新選組の姿がここにある!
滅びゆく江戸幕府に殉じた新選組。彼らは単なる人斬り集団ではなかった!
魅力的な隊士たち、鬼の副長・土方の愛刀「和泉守兼定」、池田屋事件の真実、記録に残る幻の屯所…
幕末維新を戦い抜いた彼らの真実の姿に迫る!
まとめ
新選組の物語は、ただの歴史小説ではありません。悩みながらも仲間を信じ、理不尽な時代に抗い、自分の生き方を探し続けた若者たちの「青春ドラマ」です。
今回紹介した20冊は、どれも中高生でも楽しめるものばかり。
「好きなキャラクターで選ぶ」のも良し、「読みやすさ」で選ぶのも良し。一冊との出会いが、あなたの「歴史の扉」を大きく広げてくれるはずです。
