動物好きの中学生・高校生へ|命や絆に出会えるおすすめ小説15選

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動物が好きな中高生なら、一度は「こんな動物と暮らしてみたい」「動物の気持ちがわかったらいいのに」と思ったことがあるのではないでしょうか。

そんな気持ちをかなえてくれるのが、動物をテーマにした小説。

犬や猫との心温まる交流を描いた物語、命の大切さを考えさせられる作品、不思議な世界で動物たちが活躍するファンタジーまで、動物が登場する小説にはさまざまな魅力があります。

本を読むのがあまり得意ではない人でも、「動物が好き」という気持ちをきっかけに、物語の世界へ入り込みやすいのも魅力です。

この記事では、動物好きの中高生におすすめしたい小説15冊を厳選して紹介します。

心が温かくなる一冊や、新しい視点に出会える一冊を、ぜひ見つけてみてください。

心を動かす、動物との絆や命の物語

①『バッタを倒しにアフリカへ』(前野 ウルド 浩太郎

この本は、もともとおとな向けに書いたものです。ぼくが「昆虫学者」という仕事を選び、アフリカでバッタを研究した体験をまとめました。世の中の人が、そこまでバッタ好きだとは思っていませんでした。ところが、28万部をこえるベストセラーになり、ずいぶん物好きな人がいるなぁとおどろきました。でも、読者の声を聞いて、理由がわかりました。この本は、だれもがなやむ「進路」についてリアルに描かれていたことが、さまざまな仕事をしている人たちをはげますことになったようです。「子どものころに読みたかった」という声がたくさん届いたこともあり、今回、子ども向けに読みやすく書き直しました。
「おとなになったら、好きなことを仕事にしたい」
小学校の卒業文集では、将来の自分を想像して、好きな仕事をしているすがたを書くことが多いでしょう。子どものころのぼくは虫が大好き。『ファーブル昆虫記』を読んでから、毎日のように虫を追いかけ、ふしぎを解き明かしていくファーブルのすがたにあこがれて、昆虫学者になる夢を描きました。
頭が特別にいいわけでも、運動が得意なわけでもない、ごくふつうの人間が、どうやって問題を乗り越え、やりたいことを仕事にできたのか。おとなになって仕事をするとはどういうことなのか。好きなことを仕事にするためにはどんな努力が必要なのか。そんなリアルな「進路」がこの本にはつまっています。子どものころにこの本を読んでおくと、たいへんなこともへっちゃらになって、自分のやりたい仕事を見つけて夢をかなえるヒントになるかもしれません。いつかおとなになり、仕事をしている自分のすがたを想像しながら、ぜひこの本を読んでみてください。

光文社

②『ステイ! ぼくとシェパードの5カ月の戦い』(青谷 真未)

両親を亡くして伯母夫婦に引き取られた善治のもとに、犬の訓練士の従兄から連絡が入る。実家で元警察犬を預かってくれ、と。その犬アレックスは靭帯を怪我して、救助活動ができなくなったそうなのだが、普通に歩けている。この引退には何が隠されているのか?

早川書房

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③『水族館ガール』(木宮 条太郎)

イルカもペンギンもラッコも「かわいい!」
…けど、働くのは大変!!

イルカもペンギンもラッコも「かわいい!」 …けど、働くのは大変!! 市役所勤務のOLから水族館イルカ課に出向!?――市役所に務めて三年、突然水族館「アクアパーク」への出向を命じられた由香。イルカ課に配属になるが、そこには人間とのコミュニケーションは苦手な男・梶とイタズラ好きのバンドウイルカがいた。数々の失敗や挫折を繰り返しながらも、へこたれず、動物たちと格闘する女子飼育員の姿を描く笑いと感動の青春お仕事ノベル。ペンギン、ラッコら水族館の人気者たちも多数登場、水族館の舞台裏がわかる! 「アクアリウムにようこそ」改題。

実業之日本社

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④『ゴリラ裁判の日』(須藤 古都離)

満場一致のメフィスト賞受賞作にしてデビュー作がいよいよ文庫化。
まさかゴリラに泣かされる日がくるとは――誰もが応援したくなる最強のヒロイン、ここに登場!
数多の作家、書評家、書店員の度肝を抜いた全人類必読のミステリー!!

カメルーンで生まれたニシローランドゴリラ、名前はローズ。メス、というよりも女性と言った方がいいだろう。
ローズは人間に匹敵する知能を持ち、言葉を理解し「会話」もできる。
彼女は運命に導かれ、アメリカの動物園で暮らすようになり、そこで出会ったゴリラと愛を育み、夫婦の関係となった。
だが ―― 。その夫ゴリラが、人間の子どもを助けるためにという理由で、銃で殺されてしまう。
どうしても許せない。 ローズは、夫のために、そして自分のために、人間に対して裁判で闘いを挑む!
正義とは何か? 人間とは何か? ゴリラの命は人間よりも軽いのか――私たちの”当たり前”を問う感動巨編。

講談社

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⑤『白い犬とワルツを』(テリー・ケイ)

長年連れ添った妻に先立たれ、自らも病に侵された老人サムは、暖かい子供たちの思いやりに感謝しながらも一人で余生を生き抜こうとする。妻の死後、どこからともなく現れた白い犬と寄り添うようにして。犬は、サム以外の人間の前にはなかなか姿を見せず、声も立てない――真実の愛の姿を美しく爽やかに描いて、痛いほどの感動を与える大人の童話。あなたには白い犬が見えますか?

新潮社

⑥『少年と犬』(馳 星周

感涙の直木賞受賞作「少年と犬」

傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった――。

2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、犯罪まがいの仕事をしていた。
ある日、和正は、コンビニで、ガリガリに痩せた野良犬を拾う。多聞という名らしいその犬は賢く、和正はすぐに魅了された。
その直後、和正はさらにギャラのいい窃盗団の運転手役の仕事を依頼され、金のために引き受けることに。そして多聞を同行させると仕事はうまくいき、多聞は和正の「守り神」になった。
だが、多聞はいつもなぜか南の方角に顔を向けていた。多聞は何を求め、どこに行こうとしているのか……

犬を愛するすべての人に捧げる涙の物語!

文春文庫

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⑦『雨降る森の犬』(馳 星周)

直木賞受賞後初文庫!!
山の癒し、犬の恵み──。

9歳で父を亡くした中学生の雨音は、新たに恋人を作った母親が嫌いだった。学校にも行かなくなり、バーニーズ・マウンテン・ドッグと立科で暮らす伯父・道夫のもとに身を寄せることに。隣に住む高校生・正樹とも仲が深まり、二人は登山の楽しみに目覚める。わだかまりを少しずつ癒やしていく二人のそばには常に溢れる自然や愛犬ワルテルの姿があった。犬の愛らしい姿が心に響く長編小説。

集英社

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⑧『人生を変えてくれたペンギン』(トム・ミッチェル)

冒険好きの若き教師トム・ミッチェルは南米旅行中、プンタ・デル・エステの海に立ち寄った。待ち受けていたのは、重油にまみれて浜辺で息絶えるおびただしい数のペンギンたち。だが、その中にただ一羽、生き残っていたペンギンがいた——。

助けられたペンギンは彼になついてしまったのか海に帰ろうとせず、やがて「フアン・サルバドール」と名づけられ、学校の屋上で暮らすように。若き教師とペンギン、ふたりが最高の?親友?になるまでを綴った、感動実話。

【映画『ペンギン・レッスン』原作】

ハーパーコリンズ・ジャパン

動物が導く、不思議な世界とファンタジー

⑨『さくらい動物病院の不思議な獣医さん』(竹村 優希)

東京・吉祥寺の外れにある、さくらい動物病院。若き院長の亜希のもとには、今日もいろいろな動物を連れた飼い主がやってくる。実は亜希には、動物の言葉がわかるという不思議な力が備わっていた――動物にしか興味のない動物看護士・中村優生や、動物行動学を学ぶ院生・手塚とともに、亜希は今日も動物たちの悩みを解決する!?

双葉社

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⑩『おまわりさんと招き猫』(植原 翠)

海辺の下町商店街・かつぶし町の交番に赴任した、おまわりさんの小槇悠介(こまき・ゆうすけ)。
この交番にはずっと昔から、人の言葉を話す謎の猫・おもちさんが住み着いている。

「相手の声を聞こうとする気持ちさえあれば、案外なんとかなるものですにゃ」

町の人々から愛されるおもちさんは、触ると願いが叶うとか、おやつをあげるといいことがあるとか、いろいろな言い伝えがあるらしい。
でもそれが本当かどうかは誰も知らない。

そんな彼らの周りには、優しい町の人々だけでなく、さまざまなあやかしたちの姿もあって――。

百鬼夜行に巻き込まれたり、河童に恩返しされたり、突然の神隠しもあり!?
人と人ならざるモノのあわいで起こる、ふしぎで優しい物語。

ことのは文庫

⑪『本を守ろうとする猫の話』(夏川 草介)

「お前は、ただの物知りになりたいのか?」
夏木林太郎は、一介の高校生である。幼い頃に両親が離婚し、さらには母が若くして他界したため、小学校に上がる頃には祖父の家に引き取られた。以後はずっと祖父との二人暮らしだ。祖父は町の片隅で「夏木書店」という小さな古書店を営んでいる。その祖父が突然亡くなった。面識のなかった叔母に引き取られることになり本の整理をしていた林太郎は、書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。トラネコは、本を守るために林太郎の力を借りたいのだという。
お金の話はやめて、今日読んだ本の話をしよう--。
感涙の大ベストセラー『神様のカルテ』著者が贈る、21世紀版『銀河鉄道の夜』!

小学館

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⑫『旅猫リポート』(有川 浩)

この絆は、恋愛を超える。カギしっぽのナナと心優しい青年サトルの、最後の旅の物語。

野良猫のナナは、瀕死の自分を助けてくれたサトルと暮らし始めた。それから五年が経ち、ある事情からサトルはナナを手離すことに。『僕の猫をもらってくれませんか?』一人と一匹は銀色のワゴンで”最後の旅”に出る。懐かしい人々や美しい風景に出会ううちに明かされる、サトルの秘密とは。永遠の絆を描くロードノベル。

講談社

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⑬『猫を処方いたします。』(石田 祥)

京都市中京区の薄暗い路地にある「中京こころのびょういん」。心の不調を抱えてこの病院を訪れた患者に、妙にノリの軽い医者が処方するのは、薬ではなく、本物の猫だった!? 戸惑いながらも、決められた日数、猫を「服薬」する患者たち。気紛れで繊細、手がかかるけど愛くるしい猫と暮らすことで、彼らの心も少しずつ変化していく。そして医者が猫を処方するのには、ある「理由」があって――猫と人が紡ぐ、もふもふハートフルストーリー!

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⑭『犬がいた季節』(伊吹 有喜)

1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら…。

昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、コーシローが見つめ続けた18歳の逡巡や決意を、瑞々しく描く。

山本周五郎賞候補、2021年本屋大賞第3位に輝いた青春小説の傑作。

双葉社

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⑮『獣の奏者』(上橋 菜穂子)

祝!アンデルセン賞作家賞受賞「自然や生き物に対する優しさと深い尊敬の念に満ちた」累計200万部突破の壮大なファンタジー!!上橋菜穂子の待望長編ファンタジー1闘蛇編

決して人に馴れず、また馴らしてもいけない生き物とともに生きる宿命の少女・エリン。憎悪と呪い、孤独と悲しみのなかでやさしく凛々しく生きる孤高の魂の物語。 祝!アンデルセン賞作家賞受賞「自然や生き物に対する優しさと深い尊敬の念に満ちた」累計200万部突破の壮大なファンタジー!! 上橋菜穂子の待望長編ファンタジー1闘蛇編決して人に馴れず、また馴らしてもいけない生き物とともに生きる宿命の少女・エリン。憎悪と呪い、孤独と悲しみのなかでやさしく凛々しく生きる孤高の魂の物語。

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まとめ

動物が登場する小説には、ただ「かわいい」「癒やされる」だけではない魅力があります。

動物との出会いや別れを通して命の大切さを学べる作品もあれば、不思議な世界での冒険を通して、人とのつながりや生き方について考えさせられる作品もあります。ページをめくるうちに、動物たちの姿に笑ったり、涙したり、きっと心に残る時間を過ごせるはずです。

「最近、本を読む機会が減ってしまった」という中高生も、好きな動物が登場する一冊なら、読書の楽しさを感じられるかもしれません。